2005年 1/10GPツ−リングオ−プンクラス全日本選手権レポ−ト
■9/17、9/18 那須36サ−キット■

9/15(木)

2005年度、第2回1/10GPツ−リングオ−プンクラス全日本選手権が栃木県那須郡、那須36サ−キットで開催されました。参加人数は47名とやや寂しい人数での開催になりました。
今回は、1/8GPレ−シングの世界選手権直後だったこともあり、京商、無限のキットメ−カ−のワ−クス参戦がキャンセルされたのは残念でした。
私も本来、1/8GPレ−シングの世界選手権に出場したかったのですが、今回は諸事情により、出場しませんでした。過去7回連続で出場しており、10回連続、20年出場の目標は残念ながら達成できませんでした。
選手権ウイ−クは開催2日前の木曜日からコ−スに入りました。前の週末から一部の選手は現地入りして調整していました。
マシンのセットは基本的には関東地区予選の時のレポ−トとあまり変化はありませんが、路面は走行台数が増えている為、かなり重くなっています。
木曜日は新たに用意したエンジン2台の仕上げと、ボディの準備をする予定です。今回準備したエンジンはOS12TZです。クランクシャフトとスリ−ブを加工したものですが、燃費は少々気になります。那須36サ−キットのレイアウトはツ−リングカ−ではかなりのハイスピ−ドなレイアウトな為、全開にしている時間がかなり長く、ピストン、スリ−ブのアタリがまだ硬い状態では絞りきれず、燃費は5分もちません。選手権のような重くなった路面では、うすいニ−ドルセットでは路面の重さでエンジンが過負荷になり、ブロ−します。ニ−ドルセットが濃いような状態でパワ−が出るようにチュ−ニングをしますが、当然燃費が悪くなります。
結局2台の内、燃費のいい方を選択しましたが、5分15秒前後の燃費で、きびしい状態でした。
ボディはア−トアテンザ、プロトフォ−ム・マツダ6、カワハラIS250を準備しましたが、今回はカワハラから新発売されたIS250を使用しました。ただ、準備したボディの前後位置やカットの仕方がベストではなく、急遽、川本選手のボディを借りることになりました。
ほとんどの選手がトランスポンダ−を装着して、ラップタイムを計測していましたが、午前中から14秒前半のタイムを多くの選手が記録し、昼間は伸びませんが、夕方になるとまた、タイムが出始めます。夕方には13秒台のタイムも出始め、通常の週末の走行では考えられないぐらいのラップタイムがでるのは、選手権ならではと言えます。結局この日は13秒7まで記録しました。
9/16(金)
選手権前日の金曜日はタイヤの準備がほとんどで、セットを煮詰めるなどはあまりしません。タイヤの硬度と径の違うものを数種類用意し、走行してタイヤの面出しを次々とします。フロントタイヤは40度と42度、リヤタイヤは42度と45度を準備しましたが、フロントタイヤは40度と42度では、送信機の舵角の設定が大きく変わりました。
42度を使用すれば舵角が大きくとれて楽に走らせることができますが、マシンがコ−ナ−で失速します。ダンパ−セットやアライメントの変更でも、簡単には改善されそうもありません。40度のフロントタイヤを使用すると、リヤタイヤのグリップがフロントに負けて、操作がシビアになります。舵角を減らしすぎても小さいタ−ンができなくなるのと、ニュ−トラル付近の反応が落ちるので、妥協点を探します。足らない部分はドライバ−が頑張ります。
選手権の路面は通常のレ−スでは滅多に遭遇しないものになる事がありますが今回も多くの選手が苦戦しているようでした。ここではもう時間があまりないので、ある程度、妥協します。それでもマシンはエンジン共に、まずまずの仕上がりでした。
マシンのセットは、フロントのボディマウントプレ−トをバンパ−と共締めするタイプに変更し、リヤのキャンバ−角を増やしたぐらいの変更でしたが、ダンパ−はもちろんナック製のFCDを使用し、ピストンはセット付属の2穴を使用。オイルは400番を使用しました。ブラダ−の中のOリングは入れずに、ほとんど反発させない仕様でした。
ダンパ−スプリングは前後パ−プルを仕様し、フロントのアップストップも使用しませんでした。
この日も13秒台のラップタイムに突入し14秒フラットから14秒2ぐらいまでのベストラップを記録した選手が20名ぐらいもいて、ミスの許されないレ−スになることが予想されました。

9/17 予選はこちらから


今回使用したマシン。ショックスプリングは前後パ−プル。エンジンはOS12TZ 今回の選手権用にスタ−トシグナルが準備された。


今回使用したコスモのプロトタイプの燃料。 今回使用したボディ。カワハラIS250.